料理の味付けがいつも決まらない
いつも料理の仕上がりが違う
火を使うのもめんどくさい
レンジだけで美味しくつくれたらいいのに…
今回はそんな方におすすめの本を紹介します。
「一発で加熱成功!味付けの失敗なし!ロジカル電子レンジ調理 前田量子著」
■この記事を書いた人
平日フルタイムで働きながら4歳の息子を育てるワーママ
日々いかに家事の負担を減らし、自分時間を作るかを模索中
結論からいいますと、こんなにロジカルな調理器具はないと思います。電子レンジ調理は味付け、火加減、加熱時間について公式にあてはめるだけでいいのです。それだけでいつも同じに仕上がる、”魔法の箱”だとさえ思うようになりました。
電子レンジは便利ですが、加熱ムラがあったり、加熱時間が難しかったりと、使いこなすのが難しくて、もっぱら温める専門の調理器具になってしまっていませんか。
そんな悩みを解決し、調理科学にもとづいて料理を教えてくれる前田量子先生。
インスタでもレシピを紹介していらっしゃいます。
前田先生がうみだした「前田式の電子レンジ加熱計算式」にそって調理をすれば、味付けに迷うことなく電子レンジで簡単で美味しい料理が作れるようになりますよ。
それでは解説していきます。
一発で加熱成功!味付けの失敗なし!ロジカル電子レンジ調理はこちらから↓
電子レンジ調理味付けの公式
電子レンジ調理の利点は、入れたら後は待つだけな点ですが、難点は味の調整がしにくいことですよね。
そのため、最初の味付けが肝心です。
【電子レンジ調理味付けの公式】
食材の重さに対して→塩分濃度は約1%
(計算式:重量の重さ(g)×0.01=塩の量(g))
なぜ1%なのか?
調理学では、誰もがおいしいと感じるのは人の血液(体液)の塩分濃度0.9%に近い約1%(0.8~1.2%)と言われているからだそう。
本書では分かりやすく1%としています。(計算しやすい!)
以前に紹介した「勝間先生の食事ハック」では0.6%としていたので、今回のほうがしっかりめの味付けになっています。
自分の好みの塩分量に設定すると良いですね。
実際に1%とはどれくらいなのでしょうか。
よく使う調味料で比較してみます。
食材100gの場合
塩→1g
しょうゆ→小さじ1(6g)
顆粒鶏がらスープ→小さじ4/5(2.4g)
みそ→大さじ1/2(8g)
100gにしょうゆ小さじ1は覚えやすいですね。
調味料によって塩分量が違うため、慣れてきたら良く使う調味料の塩分量は覚えられそうな気もしますが・・・
それまでは本書の巻末に掲載されている「主な調味料の重量換算および塩分量の目安」を参照しましょう。
電子レンジ調理加熱時間の公式
加熱時間の公式をおさえれば、レシピを見なくても加熱時間の目安が分かるようになるとのこと。ポイントは、「材料をしっかりはかること」
ロジカル料理の基本はやはりまずは「計量」ですね。
【電子レンジ調理加熱時間の公式】
材料の総重量100gに対して→電子レンジ600Wで1分30秒~2分30秒
(水100gが沸騰するのに600Wで1分30秒かかるのが基準)
電子レンジはそもそもマイクロ波(電波の一種)を食品にあてて吸収させ、発熱させる調理器具です。
マイクロ波は水に吸収される性質があり、食品中の水分を振り動かして摩擦熱で加熱します。
そのため、食材の水分量で加熱時間に差がでるので下記の目安を参考にしましょう。
【目安(600W)】
葉野菜等水分が多い食材(もやし・ほうれん草等) → 1分30秒
葉野菜以外の野菜全般 → 2分
でんぷんが多いイモ類、かたい野菜(さつまいも・かぼちゃ等) → 2分30秒
この目安をベースに本書での調理方法はこの流れになっています。
【調理方法】
①食材を切る
②重量を測定
③総重量の1%の塩分量の調味料を加える
④ラップをかけてレンジで加熱
無駄な調理工程がなくわかりやすいですね。
そして味付けに悩むこともなく、調理中も電子レンジにお任せなのでかなりの時短になります。
日々時間と戦っているワーママとっては、本当に嬉しい限りです。
本書を読むとこんな料理が電子レンジで作れます↓
【調理例】
照り焼きチキン
肉じゃが
切干大根の煮物
麻婆豆腐
ハンバーグ
チャーハン 等
今まではレンジでは作る発想がなかったようなレシピばかり!
他にも、簡単で実践したくなるレシピが沢山掲載されています。
実際我が家では、最近白飯を残す息子に、朝から電子レンジでチャーハンをつくってみましたが、
朝の支度をしながらでも簡単に作ることができ、残さず食べてくれました。リピ決定です。
必見!ロジカル電子レンジ調理のデータ
巻末には4つの便利なロジカル電子レンジ調理のデータ一覧が載っています。
このデータがあれば、キッチンで味付け・加熱時間に迷わず電子レンジ調理が出来るようになりますよ。必見です!
①【はかりがないときに便利!食材の重さの目安】
→家にはかりがない人でも、気軽に挑戦できますね
②【主な調味料の重量換算および塩分量の目安】
→これをキッチンに貼っておけば、塩分量で悩むことはありません
③【この本の味付けの法則一覧】
・和風照り焼き味
・和風の煮物しょうゆ味
・麻婆系
・中華風焼肉のたれ味
・中華風鶏ガラスープ味
・洋風塩味
・洋風コンソメ味
・洋風ケチャップ味
→この法則があればほとんどの料理の味に迷うことはなさそうです。
④【電子レンジ出力数別 加熱時間換算表】
→最近は700Wが選択できる電子レンジも増えていますので参考になりますね
まとめ
今回は、前田量子さんの「一発で加熱成功!味付けの失敗なし!ロジカル電子レンジ調理」をご紹介しました。
料理の味付けがいつも決まらない
いつも料理の仕上がりが違う
火を使うのもめんどくさい
レンジだけで美味しくつくれたらいいのに…
そんな方はこの本を読めば、味付けに迷うことなく電子レンジで簡単で美味しい料理が作れるようになりますよ。
是非おすすめです
「一発で加熱成功!味付けの失敗なし!ロジカル電子レンジ調理」はこちらから↓
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