毎日の食事作りって本当に大変ですよね・・・
手間をかけずに美味しい料理を作りたい
簡単だけど手が込んでそうに見える料理を作りたい
そんな方におすすめの本をご紹介します
「教えて志麻さん!お助けレシピ100」 志麻さん著
この記事を書いた人
平日フルタイムで働きながら4歳の息子を育てるワーママ
日々いかに家事の負担を減らし、自分時間を作るかを模索中
食品メーカー開発担当。良くも悪くも、一日中料理を作る日々
教えて志麻さん!お助けレシピ100 要約
伝説の家政婦・タサン志麻さんの集大成!
「一つ一つの家庭に寄り添いたい」という志麻さんの願いから生まれたレシピ集。
「定番の洋食をおいしくつくるコツは?」「何もつくりたくない日のメニューは?」「子どもが喜ぶ料理は?」
このような、志麻さんが家政婦の仕事をするなかで受けてきたあらゆる料理の悩みや疑問に、とっておきのレシピやエピソードでお答えします。
志麻さんが実践している、料理のテクニックや考え方も満載!
日々の料理がもっとラクに、もっと楽しくなること請け合いです!
【目次】
●すべての家庭に笑顔の食卓を
●Chapter1 つくるのも食べるのも楽しみたい(洋風肉じゃが、トマト肉豆腐、さけのムニエルなど)
●Chapter2 あと一品あったなら(なすのラタトゥイユ、キャロットラペ、きのこのマリネなど)
●Chapter3 何もつくりたくない日に(ドライカレー、チーズつくね、たっぷり野菜のブレゼなど)
●Chapter4 子どもの笑顔が見たい(タコライス、ゆで卵のグラタン、牛こまのポテサラ巻きなど)
column1 志麻さんの料理の楽しみ方
column2 志麻さんの料理のしかた
column3 タサン家の食卓
column4 タサン家の特別な日
column5 タサン家の食育
志麻さんとは
山口県出身。辻調理師専門学校からフランス校へ。
1999年に卒業後、東京・四ツ谷の老舗フランス料理店やビストロなどで修業を積む。
結婚を機に2015年、家政婦として仕事を開始。
「予約がとれない伝説の家政婦」としてメディアから注目され、出版したレシピ本は続々ベストセラーに。
出演したテレビ番組では、軒並み高視聴率を記録。
現在も家政婦を続けつつ、「つくりおきマイスター養成講座」のレシピ監修・講師や、食品メーカーのレシピ開発など多方面で活動中。
「沸騰ワード10」(日本テレビ系列)で志麻さんを知った方も多いのではないでしょうか。
わたしもその一人です
テレビで見る志麻さんの料理はどれも簡単で難しい工程も少なく、それでいて出来上がりが華やか。
フレンチの料理人として活躍されていきた基礎があるからこそ出来る、プロの技。
簡単で真似したくなるような料理ばかり。
すっかり志麻さんのファンになったわたしは、志麻さんのレシピ本はデータブックではなく、本で購入していつでも見られるようにしています。
志麻さんは家政婦として色々な家庭のキッチンで料理をされてきました。
「家庭によって食材や調味料の種類はもちろん、ガス火の強さも、鍋の大きさや素材も違う。最初は本当に大変でした。
今でも大切にしているのは、限られた時間と食材であっても丁寧につくること。
プロの世界で学んだ経験を活かし、どう料理したらおいしくなるかを常に考えてつくるようにしています」
とおっしゃっています。
そんな丁寧なお仕事ぶりが本書でも存分に感じ取れる内容となっています。
本書の中から今回は簡単だけど繰り返し作りたくなる1品をご紹介します
あと一品に役立つ!志麻さんの野菜ストック3
野菜はまとめ買いをすると、食べきるのが大変なときも。
傷みそうだなと思ったら、いったん調理して保存しておけば、あと一品が欲しい日にも助かりますよ。
野菜のちょっとしたおかずを作り置きしておくとあと一品足りない時や、彩りに足したい時にもほんと便利ですよね。
本書では①エチュベ②ピュレ③ピクルスの3種が紹介されています。
なかでも「エチュベ」という料理を初めて知ったので、早速今回作ってみました。
「エチュベとは」
エチュベは、フランスの定番の調理法のことでいわゆる「蒸し煮」のことだそう。
少量の水と油で野菜をじっくり蒸しににして、旨味を引き出し、野菜本来の味わいを引き出せる料理方法。
【ポイント】
なるべく食材の大きさをそろえて、火の通り方を均一にすること
食材の火の通りによって蒸し煮にする時間・水分量を調整すること
にんじんのエチュベの材料
にんじん(大) 2本
オリーブ油 大さじ1
塩 ひとつまみ
粗びき黒こしょう 少々(お好みで)
水 1/2カップ
にんじんのエチュベ 作り方
1,にんじんは1cmの厚さの輪切りにする
我が家は皮をむかずに作りました
2,フライパンにオリーブオイル大さじ1をひき、にんじん、塩ひとつまみ、好みで黒こしょう少々を入れて中火にかける
3,油がなじむまで軽く炒め、水カップ1/2を加えて蓋をし、弱火で7~10蒸し煮にする。途中適宜水を足す。柔らかくなったら出来上がり
【使い方】
肉や魚の付け合わせ
水を加え味を整えスープに
ハムやソーセージなどを加えてメインディッシュに
アレンジも色々出来そうです
今回太めのにんじん1本で加熱時間は10分でした。途中水も足さずに放置でしたよ
【出来上がり】
材料も作り方もシンプルで簡単なのにびっくりするほどにんじんの甘さと旨味がひきたっていて美味しい
大根やじゃがいも、さつま芋なども同じ方法で美味しくできそうです
塩ひとつまみってどのくらいかご存じですか?
塩一つまみは「親指・人差し指・中指の3本の指先でつまむくらいの量」のこと
「小さじ約1/8」~「小さじ約1/5」。約0.6g〜1gです
ちなみに塩少々は「親指・人さし指2本の指先でつまむくらいの量」のこと
「小さじ約1/16」~「小さじ約1/8」。約0.3g〜約0.6gです
参考にしてみてください
本書ではピーマンのエチュベも紹介されています
ピーマンのエチュベ 材料
ピーマン 6個(180g)
バター 20g
塩 ひとつまみ
粗びき黒こしょう 少々(お好みで)
水 1/4カップ
ピーマンのエチュペ 作り方
1,ピーマン6個は縦半分に切ってへたと種を除く
2,フライパンにバター、ピーマン、塩ひとつまみ、好みで黒こしょう少々を入れて中火にかける
3,油がなじむまで軽く炒め、水カッ1/4を加えて蓋をし、弱火で2~3蒸し煮にする。途中適宜水を足す。柔らかくなったら出来上がり
ピーマンはバターを使っていますが、もちろんにんじん同様オリーブオイルでも〇
水分量がにんじんのレシピの半量のカップ1/4、加熱時間も2~3分と短めです。
玉ねぎや小松菜など火の通りやすい野菜はこの方法で出来そうですね
志麻さんが大好きで色々なレシピ本を購入していますが、どれも本当にシンプル。
塩で素材の旨味を引き出しています。
志麻さんだけでなくレシピ本を読んでいると、「塩加減」をポイントとしているレシピが本当に多いです。
人がおいしいと感じる塩分濃度は0.8~0.9%。
なぜ、その濃度かというと、人の血液の塩分濃度が0.8~0.9%だから。
この濃度の塩分を摂取するのが一番身体に適切で、美味しいと感じるのだそうです。
甘み等ほかの味覚に比べると領域が狭いので、この美味しいと感じる塩分量に調整することで、失敗なく美味しいと感じる料理が作れます。
まとめ
今回は伝説の家政婦志麻さんの「教えて志麻さん!お助けレシピ100」から「にんじんのエチュペ」をご紹介しました。
シンプルな調理法なのに、今で食べた人参料理の中で一番美味しいかもと感じました
大げさと思われるかもしれませんが、騙されたと思って一度作ってみてください!
我が家でも作り置きのつもりが大好評で、一回の食事で全部食べ切ってしました!
本書には沸騰ワードで人気、フレンチの料理人として活躍されてきた志麻さんのプロの技が光る、簡単だけど美味しいレシピがほかにも満載です。
メインのお料理も沢山紹介されているので、また改めてご紹介します
手間をかけずに美味しい料理を作りたい
簡単だけど手が込んでそうに見える料理を作りたい
そんな方に、本書は是非おすすめです
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